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こころ異になりぬ

高校時代の古文の授業で竹取物語をやったとき、印象に残った
場面がある。
 中秋の名月(十五夜)の日、月からの使者が「人間界の衣装を脱
いで、これにお着替えなされませ」と差し出した月の世界の衣装に
「かぐや姫」が袖を通したとたん、育ててくれたお爺さん・お婆さ
んとの別れを悲しむ「こころ」が消えてしまった、というのだ。
 そのことを「こころ異(こと)になりぬ」と書いてあったと記憶
している。

 実際、衣装(被服)には人間の「こころ」に大きな影響を与える。
制服を着ることは会社・学校の一員になったという自覚を促すため
である。日本代表のユニフォームを着た選手達はリーグ戦とは全く
違う一面を私たちに見せてくれる。WBCではイチローが大きく取
り上げられたけれども、個人的には「全力疾走する松中→2塁ベー
ス上でガッツポーズ」に驚いた。

 ただしリーグ戦で言えば、応援していた選手が他チームへ移籍し
てユニフォームが替わる例もある。今年、大分から多くの選手が移
籍したことは以前の記事にも書いたとおりである。そのうち数名の
選手(のチーム)と大分は既に対戦している。

 マグノは、ガンバ大阪のユニフォームを着ていても、私たちの知
るマグノのままだった。チーム内でも、ガンバサポの間でも信頼を
勝ち得たようで安心している。

 有村も、良くも悪くも私たちの知る有村のままだった。何をする
のも中途半端で、梅田にファールしてしまったのも有村らしいので
はあるが。早くチーム内の信頼を勝ち取って欲しいと思う。

 吉田については、観戦していた人から聞いた話として「前半、梅
田にレイトタックルに行って倒すも、梅田に声をかけることなく何
事もなかったかのように平然とポジションへ戻った」場面があった
という。その人の口調からは「孝行って、あんな選手だったかな」
という失望すら感じられた。
 吉田に関して言えば「こころ異になりぬ」だと思う。決してビッ
グクラブに移籍したことで慢心しているのではない。むしろ、余裕
がなくなったのだろう。決して本意ではないポジションでの起用、
そこには実力ある若手(田中)が控えにいる。常に好調をアピール
し続けなければ、あっという間にすげ替えられる。必死になるあま
り、「大分にいた頃の吉田」ではなくなってしまったのだろう。そ
れもまた、サッカーの現実の1つである。

 若手が多くなった大分トリニータ。今いる選手の中にも、そう遠
くない将来に違うユニフォームを着る人が出るだろう。
 サッカーの世界に移籍はつきもの。願わくば、大分サポーターが愛した
「こころ」はそのままであって欲しい。

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